青き雷霆 ガンヴォルトのアニメ観た感想的な



なんかその内youtubeとかで無断転載されそうな気がしますが、
きちんと買って観ました。3DSで。本当ならPCの大画面で観たかったんだけどね。

本来であれば2016年内公開のはずだったのに延期し、
しかも公式アナウンスをせずニコ生でボソボソっと延期について触れていた件に関してはどうかと思いましたが、
何はともあれ無事公開に辿り着けたようで何よりです。
それにしてもGVのフェザー戦闘服姿を見るのは久々だったなぁ。
結論から言うと、ちょっと期待外れな出来栄えでした。
と言うより、私の期待値が高すぎたせいかもしれませんが…

こういうゲームのアニメ化っていうのは、大きく分けて2つ評価すべき点に分かれると思うんです。
1つ目は、「如何にゲームの設定やシステムを再現できているか?」という、所謂原作再現度
2つ目は、「ゲームではできなかった描写をどれだけ盛り込んでいるか?」という、言葉を作ってしまうと原作フォロー度的な。
この2点です。
原作再現度が欠けてしまえば「こんなの○○(ゲーム名)じゃない」と言われてしまいますし、
かと言って原作フォロー度が欠けてしまえばただのPV止まりで終わってしまいます。
この辺のバランスが如何にとれているかが、ゲーム原作のアニメの評価に繋がるものだと考えています。

で、今回アニメ化されたガンヴォルト。はっきり言ってしまえば原作再現度もフォロー度も、どちらも微妙です。


まずは原作再現度の検証から。
ガンヴォルトというゲームの面白いところは、「敵に電撃を流し込む」という他のゲームにない攻撃手段を要しているということ。
他のゲームであれば敵の隙をついて接近して殴ったり、離れた場所から遠距離攻撃を仕掛けたりするところを、
ガンヴォルトでは「ダートを撃ち込む」→「ダートに電撃を流してダメージを与える」という二度手間をかけなければいけません。
その代わり電撃を流す動作はノーモーションでできるので、攻撃している間も自在に動けるというのがミソです。
「如何に敵の攻撃を掻い潜ってこちらの攻撃を当てるか?」というのが従来のアクションゲームなのであれば、
「如何に敵の攻撃を凌ぎつつダメージを与え続けるか?」というのがガンヴォルトの大きな特徴です。
アニメでもそんな独特のアクションを期待していたのですが…

今回におけるアニメではこの電撃を「流し続ける」というシーンの再現が難しかったのか、
敵をロックしたらチョロっと電撃流すだけで倒せてしまうパターンが殆どでした。
「敵にの攻撃を凌ぐ」というアクションシーンも薄く、皇神戦闘員に至っては全員棒立ち状態
マンティスも先述したチョロチョロ電気がすぐにやられてしまいました。

アニメ終盤にはボスキャラであるメラクとの対決に映ります。メラク戦といえば、

「ミサイルを雷逆鱗バリアで防ぐ」
「亜空孔を通じてこちらのダートを当てる」
「亜空孔パンチを雷逆鱗のホバリングで回避する」


という独特のギミックとガンヴォルトの雷撃システムが良く噛み合った良敵だと思うのですが、
そういう「これだ!」と感じるような原作再現はなく、あろうことかメラクの放ったミサイルを
電磁結界(カゲロウ)頼みで回避するというゲーム経験者にとっては胃が痛くなるようなシーンが描写される有様です。
結局アニメでは、GVはメラクに1発もダートを当てることなくスパークカリバーで両断してしまうのでした。

以上の点から、今回のアニメにおける「アクションの原作再現度はイマイチ」だと判断いたしました。
では逆に、今回のアニメで原作再現できている箇所とはどの部分でしょう?
それはずばり、「モルフォの歌」だと私は思います。


何せこのアニメのためだけに3曲もの新曲を披露しているのです。製作側の推し具合が伺われます。
しかし確かにモルフォの歌はガンヴォルトの象徴でもあり、人気が高いのも頷けるのですが、ちょっと度し難い部分もあります。

ゲーム本編では一定のスコアを超えるとモルフォの歌がBGMとして流れるようになりますが、これはスコアが途切れない限り永続するものです。
演出としては面白いのですが、ボス戦に入ってもBGMが変わらないので場面転換している印象が薄く、
「これからボス戦だ!」と言う雰囲気が感じられないのです。
(ボス戦のBGMはどれもノリノリでカッコイイだけに、モルフォの歌の浮きっぷりが際立つ)

今回のアニメのストーリーはモルフォのライブ中に起きているものなので、ほぼ全編に渡ってモルフォの歌がBGMとして流れます。
そう、ボス戦であるメラクとの戦いにおいてもです。
七宝剣という幹部級のボスキャラ戦だというのに、雰囲気がザコキャラ戦の延長線上でしかないのは残念でした。
山田一法氏のノリノリBGMをバックにして戦ってほしかったなぁ。


次に原作フォロー度について。これは結構光るものがあります。
設定資料を見なければ知らないであろう「プライベート時のGVはメガネを着用している」という設定がきちんと反映された他、
GVとアシモフの出会い、更には昼間の都市部というガンヴォルトにおける貴重なシーンが映っていることも印象的でした。
(ガンヴォルトでは基本的に「深夜の潜入ミッション」が多く、また殆どのステージが薄暗い施設内なので昼間の明るい部隊とは縁がない)

ただしそれらのシーンの尺は非常に短く、シナリオの殆どはゲーム本編の再現に徹していたのでちょっと物足りないです。
これに関しては、アニメ全体の尺が約21分という制約に縛られたことが大きな原因ですかね。


原作再現度に関しては筆者の予想や期待を超えるものは殆どなく、
原作フォロー度は尺に短くてちょっとイマイチという、どっちつかずな印象が最後に残りました。
良くも悪くもPV止まりな出来栄えです。
600円という手頃な価格ですから一見の価値はあるとは思いますが、それ以上のものではないと思います。

インティさんはこれからの面白いゲームたくさん作ってください。

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[ 2017/02/11 12:46 ] 雑記 | TB(0) | CM(0)

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