今週の快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 12話

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 第12話 『魔法の腕輪』

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TNT10kg分の爆弾を眼の前で何発も爆発させられたら、生身の人間には一溜まりもないのでは…
12話目です。
今回はゲスト中心のお話でした。しばらくは本筋のストーリー進行が緩やかになりそうです。
なのでコメントも控えめです。

キュウレンジャーに続き荒川さんの登板となりましたが、全体的にそつなく纏められていて良かったと思います。
快盗やらギャングラーといった存在が既に市民の間で周知されているおかげで余計な説明もいらずテンポも良かったですし、
「夜中に宝の在り処見に行ったら場所バレるんじゃ?」という当然の疑問に対してもちゃんと答えが用意されていました。
「最後に物を言うのは、道具によるインチキではなく己の信念」というオチの付け方も少年漫画らしくて良かったです。
感想これくらい。


ルパパトep12 1


1クール経ったので一旦まとめに入ります。
快盗と警察という二代戦隊の対立を描く斬新な作風で話題を呼んだ本作ですが、今のところよく出来ていると思います。
香村脚本による丁重な下積みのおかげで話は理解しやすく、きちんと「用意された材料で勝負してる」って感じがします。

中でも香村さんの脚本で最も評価したいのは、ヒーローと悪役の線引きをハッキリさせていることだと思います。
スーパー戦隊に限らず最近のニチアサでは、悪役にも同情できる部分を描写して、魅力として目立たせようとする傾向が強いと感じています。
例えば今放送している『仮面ライダービルド』では、戦争を起こした張本人でありつつも、家族への情を捨てきれない氷室玄徳や、
悪魔の科学者と称されつつも、本人はただストイックに科学の発展のために力を尽くしてきた葛城巧など、
作中の立場上は「悪役」でも、一概に「悪」とは言い切れない描写が多々盛り込まれています。
「正義の反対は別の正義」 「見方が異なれば彼らもヒーロー」とでも言いましょうか。

しかし香村さんの手がける作品ではアプローチの仕方が全く異なっています。
今作の敵組織であるギャングラーにとって人間は後継者争いのための道具としてしか見ていませんし、いくら犠牲になろうが痛くも痒くもありません。
これは過去作でも同じで、『ジュウオウジャー』における敵組織のデスガリアンにとって人類は所詮ゲーマの駒としか見ておらず、
きだつよし氏とW脚本で手がけた『仮面ライダーウィザード』でも、人間とファントムは和解が不可能であることが描写されています。
徹底して『悪役は悪役』 『ヒーローとは相容れない存在』であることを描き続けてるんです。

そんな彼ら悪役に同情を誘うような描写はありません。
10話における魁利とザミーゴのやり取りが正にそれを如実に表しています。
「1年前何やったか覚えてるのか!」という問いに対して「呼吸?」なんて答える人、絶対に許してはいけません。
そういった悪役を確固たる悪役として描き切り、ヒーローとの対立をハッキリさせているのが香村脚本の大きな特徴だと考えています。

比較に上げた2つの作風のどちらが良いか、と言う気はありません。それぞれ良し悪しはあります。
今作だって、パトレンジャー側からしたらルパンレンジャー側は悪者です。異なる正義の対立だってテーマの1つです。
ただ先述したように、近年では善と悪の線引きを曖昧にするような作品が多いと感じている中、
公式が掲げた悪役をキッチリ憎めるような作風に仕上げているのは評価すべき点かな、と思います。

まだ1クール始まったばかりでワクワクしながら視聴していますが、不安がないわけではないです。
如何に斬新な作風といえど、同じ構図の話を作りすぎだ何度も描いてしまえばマンネリ化は避けられません。
スーパー戦隊における定番なテコ入れといえば追加戦士の登場ですが、今作に限っては難しいかな?
果たしてどうなることやら。
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予告状にちゃんと意味があるのすこ

9話の魁利に続いて今回は透真が主役の人情話でした、冒頭ゲストキャラの勇気との鬼ごっこも見ごたえありましたね。
展開自体は実に王道でしたが丁重な演出とキャスト勢の熱演のお蔭で安心して楽しめました。
クールな一方透真の行動原理には常に恋人の影響が見受けられますが、彩との思い出を振り返るときの透真の表情は良いですね。
悲しみと心の安らぎが混ざり合ったような演技を濱正悟さんは見事に演じてました。
エンディングカットは賛否あるでしょうが、今回みたいに勇気のレースを見届けるエピローグに尺を使えるのは利点ですね

>中でも香村さんの脚本で最も評価したいのは、ヒーローと悪役の線引きをハッキリさせていることだと思います。
こう言った王道を征く勧善懲悪を描ける方は最近本当に見られなくなりましたね。
物語の縦軸は古風なヒーローを貫いている一方、そこに「異なる正義の戦隊同士の対立」を組み込む事で。
近年の正義のぶつかり合う仮面ライダー的なメソッドを組み込んでいるのは斬新ながら理にかなっていると言えます。

>スーパー戦隊における定番なテコ入れといえば追加戦士の登場ですが、今作に限っては難しいかな?
この様な特殊な世界観では7人目の立場も特殊にならざる得ない、ジュウオウのみっちゃんは良いシーンもあるのですが
終始ちょっと面倒臭いキャラでしたね、マホプリの影響(大嘘)でトッキュウジャーを観たのですが。
トッキュウ6号、虹野明も面臭い要素のある存在でしたが最終的には愛着の湧くキャラになりました。
個人的に「ポスト小林靖子」と推したい香村さんにはこれに追従しうる脚本を期待してます。
[ 2018/04/29 21:17 ] [ 編集 ]

今期ニチアサの覇権作品

今作は面白いですね(小並感) 今のところ今期のニチアサの中で一番好きです。話作りの丁寧さもさることながら、アクションと特撮にもかなり気合いが入ってて素晴らしいです。自分の周りはビルドとジードで盛り上がってますが、ルパトにも注目して欲しいな。ただ、この番組に多くの人が抱いてるであろう「ルパンレンジャーは別に(人間視点で)悪いことしてないし、警察はわざわざ捕まえなくても良くね?」と疑問を自分も持っているんですが、どうなんでしょうね?ただ、パトレン側も快盗よりギャングラーの方が危険度が高いことは承知してるみたいですし、そこらの線引きがされてるのは良かったと思います。

そして玩具について。変身アイテムはロボットの合体にも使えるというトッキュウジャー方式ですが、なかなか良いと思います。今んところビルドみたいに販促の乱発はしてないですし。vsチェンジャーはトリガーマシン形態の方がカッコいいと思いますが、ガンアクションはダイヤルファイター状態のがカッコいいというね..... DXグッドストライカー欲しいな〜。 食玩は主にミニプラと勇動がメインですかね。ミニプラルパンカイザーはシルバーと部分塗装で仕上げたんですがかなりカッコいいです。昨日勇動の6人も買ってきたんですが武器セットがねぇぜ。これじゃあ「お前らどうやって変身したんだよ?」となりますね笑 とりあえずシール貼らずに塗装だな....(怒涛の自分語り)
[ 2018/04/30 01:45 ] [ 編集 ]

Re: 予告状にちゃんと意味があるのすこ

ちくわぶドロボー様、コメントありがとうございます。

>近年の正義のぶつかり合う仮面ライダー的なメソッドを組み込んでいるのは斬新ながら理にかなっていると言えます。
今の仮面ライダーでは「どちらにも正義・信念がある」という設定を意識しすぎて、
良く言えば等身大、悪く言えば小物化が進んでしまっているので、この点は見直してほしいと思っています。
現在の氷室玄徳なんかがそうですね。
[ 2018/05/04 11:23 ] [ 編集 ]

Re: 今期ニチアサの覇権作品

頭痛い様、コメントありがとうございます。

>ただ、この番組に多くの人が抱いてるであろう「ルパンレンジャーは別に(人間視点で)悪いことしてないし、警察はわざわざ捕まえなくても良くね?」と疑問を自分も持っているんですが、どうなんでしょうね?
これは私も疑問に思いました。
番組開始時点で犯罪抑止ポスターにルパンレンジャーのイラストが使われていることから、
恐らくギャングラーとの戦いだけでなく、OPで描かれているようなシンプルな快盗劇も本編開始前にやっていたんだと思います。
作劇上凄く重要という意味ではありませんが、その辺の描写に気を利かせてくれないのは残念だと思いました。
[ 2018/05/04 11:33 ] [ 編集 ]

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