レビューNo.13[前編] RPGツクール2000 製品版編

RPGツクール2000

RPG2000


ジャンル:RPG製作ソフト
発売元:アスキー
開発元:アスキー
価格:9800円(廉価版は4800円)

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あんまりピクチャばっかの記事だと容量とかもったいないのでここまでにしますw
『RPGツクール』という単語は、皆様なら聞いたことはあることでしょう。
PCで簡単に本格的ゲームを製作でき、尚且つ容量も控えめでアップ&ダウンロードも楽という、
まさにPCでのフリーゲームの中心と言ってもいいのではないでしょうか。
1990年発売の『RPGコンストラクションツール Dante』を始め、時代を経て様々な機能を搭載、進化を重ね、
2011年現在の『RPGツクールDS』まで至ります。
今回取り上げるのはツクール界の革命児とも言うべき名作、『RPGツクール2000』です。
私も愛用していますが、このツクールの人気と知名度の高さは良く分かります。
ほぼ上位互換といってもいい『RPGツクールVX』が発売された今でも、『2000』の評価は高いまま。
現に『2000』で製作されたゲームは現在でも新作が色々発表されています。
何故こんなにも『2000』は人気なのか? それも含めてレビューへGO!

『2000』の中でも最大の評価点と言ってもいいのが、「変数」の概念の導入。革命的システムです。
『2000』前の作品までは、「スイッチ」という機能が備わっていました。
「スイッチ」というのは、その名の通りON/OFFに切り替える装置のことで、
これを切り替えることでイベントの設定を切り替えることができます。

:宝箱が閉まっている状態(スイッチがOFFの状態)
  ↓
  宝箱を調べると宝箱が開き、「ポーションを手に入れた!」と表示される。(スイッチをONに切り替えた)
  ↓
  以後その開いた宝箱を調べてもポーションが手に入ることはない(スイッチがONの状態)

こんな感じです。分かりましたでしょうか?
要するに「スイッチ」とはゲームでのありとあらゆるフラグを意味するものなのです。
これだけでも十分に便利なのですが(てかこれが無いとまずゲーム作れない)、慣れてくるとやってる内に
ゲーム製作の自由度の低さにどうにも気づいてしまいます。

例えば「机を5回調べるとアイテムが見つかる」みたいなイベントの設定。
これをスイッチだけ使ってイベントを組んでみましょう。

 机がある(スイッチ1~5がOFFの状態)
 ↓
 机を調べる(スイッチ1をONに切り替える)
 ↓
 が、反応ナシ(スイッチ1がONかつスイッチ2~5がOFFの状態)
 ↓
 もっかい机を調べる(スイッチ2をONに切り替える)
 ↓
 が、反応ナシ(スイッチ1~2がONかつスイッチ3~5がOFFの状態)
 ↓
 (ry
 ↓
 もっかい机を調べて「○○(アイテム名)を手に入れた!」と表示される(スイッチ5をONに切り替える)
 ↓
 以後その机を調べてもアイテムが手に入ることはない(スイッチ1~5がONの状態)

お分かりでしょうか。イベント内容が長くなるのはもちろん、スイッチを5つも使ってしまいます。
5回調べるならまだしも、10回、20回、30回とかだったら? 製作意欲が萎えるってモンです。

ここで新登場した「変数」の登場。
「変数」というのはゲーム内で登場する「数字」を記憶するもの。数字であれば何でもOKです。
実際にさっきと全く同じイベント内容で、今度は「変数」を使って組んでみましょう。

 机がある(変数「机を調べた回数」が0の状態で、スイッチがOFFの状態)
 ↓
 机を調べる(変数「机を調べた回数」を1増やす)
 ↓
 (変数「机を調べた回数」が4以下の場合)…反応ナシ。
 (変数「机を調べた回数」が5の場合)「○○(アイテム名)を手に入れた!」(スイッチをONに切り替える)
 ↓
 以後その机を調べてもアイテムが手に入ることはない(スイッチがONの状態)

お分かりいただけましたか? さっきのと比べてかなりスッキリしています。
前述したイベントではスイッチを5個使っていましたが、今回は変数とスイッチを1つずつだけ。
調べる回数が10回になろうが100回になろうが使う数は変わらず。実にスマートです。
このように『2000』では「変数」の概念を入れたことにより、複雑なイベントの構築が楽に、スマートに、
スッキリ
とすることが可能になりました。

「変数」の使い方はイベント構築の簡略だけに留まりません。
前述した通り、「変数」はありとあらゆる数字を記憶することが可能。そう、何でも可能
例えばあらかじめ敵のHPを変数に代入しておいて、プレイヤーが攻撃することでその変数を減らしていく…。
そうすることでデフォルト戦闘に頼らない、自作戦闘を組むことが可能に。
他にもキャラクターの位置を数値化して、それをピクチャーに書き込んでマップを作ったりとか、
パーティの人数や合計レベルなどを変数に代入して、その値が一定量を満たせば扉が開く…みたいなのも可能。
とにかく、「変数」を自由自在に使いこなすことが出来れば、
自作戦闘や自作メニューなどの自作システム製作の幅がググググググッと伸びるし、
ひいてはARPGやSTGなどのジャンルをも越えたゲームを製作することが可能。
この記事を読んでるアナタも、「RPGツクールで作られてるのにRPGじゃないゲーム」をやったことがあるのでは?
「変数」の概念1つで何にでもなれる『RPGツクール2000』。素晴らしいと思いませんか?
『2000』の評価点は「変数」の導入だけにあらず。
元々ツクール本体に同梱されているデフォルト素材である「RTP」の導入によりゲーム製作がかなり楽に。
「RTP」を使うゲームで遊ぶ場合はユーザー側から「RTP」をダウンロードする必要があるため、
ゲーム本体の容量が抑えられ、より製作しやすくなるように。動作が軽いのも評価できるところですね。
そして何よりもこれらの製作がとても簡単に行えること。
「ゲーム製作」を堅っ苦しく考えてる方、簡単な動作で色々な機能が組めちゃいます。
本来それがモットーのRPGツクールですが、とりわけ『2000』ではよりそれが強化されていると思います。
(簡単にゲームが出来ちゃうワケではありません。悪しからず。)

…とは言えど、やはりゲームを作るって敷居が高いことですし、乗っていきにくいことも確かです。
筆者も挫折して1年以上放置したこともありました。これは酷い。
勧めにくいっちゃあ勧めにくいんですけど、筆者個人としては是非とも一度手にとって欲しい。
この手でクリエイトしていく感覚は不思議だけどやっぱり楽しいです。
こんな説明ですが、少しでも興味が沸いたら無料の体験版でもダウンロードしてみて下さい。
乗るか反るかはそこで決めましょう。
淡白なレビューになってすいませんが、これが筆者の本心です。

さてさて、今回は豪華(?)二本立て。製品版のレビューに使った今回の前編とは違い、
後編は主に製品版に付いてくるサンプルゲームのレビューがメインとなっております。
後編もどうか読んで下さるとありがたいです。

体験版のダウンロードはこちらから
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[ 2011/08/26 03:56 ] 過去レビュー置き場 | TB(0) | CM(0)

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