HUGっと!プリキュア 第25話 『夏祭りと花火とハリーのヒミツ』
今モンハンに出張中なのにプリキュアにまで来たんですか?
25話目です。
きちんと生産性があった分、えみルーゴリ押しの頃に比べれば遥かにマシだと思えるような内容だったと思います。
しかし細かい部分で気になる点は散見されました。
ハリーの過去とほまれの家庭事情について明らかになりました。
地味に今回で全プリキュアの家庭事情がハッキリする結果となりました。前作は最後まで不明瞭だったキャラが若干1名いましたね。
スケートを始めた理由について
「父親の影響」だとサラッと流されましたが、これは後々回収されると期待しておきましょう…
劇中中盤で行われたハリーとほまれの会話内容は、噛み合ってるようで噛み合ってないような雰囲気が漂っているので、ちょっと変な感じがします。
ほまれはハリーの身の上話を聞いて、
「守ってくれる人がいてくれるって、マジありがたいと思うよ」と言って自分の話をはじめました。
この切り替え方だと、さも ほまれには
「守ってくれる人」がいないという風に捉えそうになりますが、
実際は離婚こそしているものの、母親や祖父母といった親類に支えられて生活していることがその直後に明らかになっています。
これ、結局のところ何が言いたかったんでしょうか。
「自分にはハリーのような父親的存在がいない」ということでしょうか?
しかし ほまれの話の結び方は
「大切な人のためにも、スケート頑張ります」という、言ってしまえば
熱い自分語り的な内容に留まっています。父親の存在殆ど触れてません。
話の本筋に関わる重要な箇所ではありませんが、このような
会話してるようでしていない妙な光景は少し印象に残りました。
(そもそもスケートを続ける明確な意思があったんなら、初期の頃の不良っぷりは何だったんですかね…)
やがてクライアス社新幹部・ビシンの登場により、ハリーの過去が赤裸々に明かされました。
その正体は元クライアス社社員とのことでしたが、これはおおよそ前々から予想がつきましたね。
ハリハム・ハリーと
ルールー・アムールって語感似てるもんね。
クライアス社に在籍していた理由は、
会社からスカウトを受けたとのことです。
これは不思議です。何故クライアス社はただのハムスター如きを社員として迎えたのでしょうか?
ハムスターに頼らざるを得ないほど人員体制に問題があったのでしょうか。
猫の手ならぬハムスターの手を借りたい状況とは一体何でしょうか。意味がわからんぞ。
戦闘内容について、エトワールの言ってることに間違いはないのですが、
「その程度で私たちが離れると思ったの!?」「私たちの問題でしょ!?」などなど、
ハリーの問題をプリキュア全員の問題だと言い張る描写が目立ちましたが、それを
たった1人でゴリ押ししてるのはちょっと苦笑しました。
幸い野乃さんたちのノリが良かったので全員賛同してくれましたが、ハリーとプリキュア5人の関係がもう少しハッキリしていた中で行われていればもう少し受ける印象も違っていたでしょうね。
ハリーの絡みをほまれに傾倒した末にプリキュア側の総意を描くのでは、バランスが悪いと思いました。
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今年の映画ではモブ同然なんだろうなぁ(ネガティブ)、売りスレでは酷評のスプラッシュスターですが。
個人的には殿堂入りの初代を除けば、「フレッシュ」「プリンセス」に並ぶ良作だと思っています。
それにしてもベルリ候補生、まさか舞と結ばれるとは…
シリーズ構成が関わってないお陰で見易いエピソードではありました(皮肉)プリキュア達が縁日を満喫するシーンも割と丁重でしたし。
射的の件では さあや&ルールーの頭脳派()コンビが景品を手に入れたりと乏しいキャラスキルをやり繰りしてシナリオに落とし込んでいました。
ですが、仰る通り話の中心「ほまれの家庭事情」や「ハーリーが孤児だったこと」とのすり合わせが噛み合っていません。
親の顔も知らない生まれながらの孤児と、諸事情で母子家庭になっている子供では深刻度が異なります。
このアニメお得意(皮肉)の「共感性」からも外れます、後のルパパトの魁利と司の方が共通点と共感性を感じます。
それにくどい様ですが、この様な事実を今になって明かされるのは唐突です。
ビシンの登場以前からクライアス内でハーリーに対して何らかのリアクションがあってもおかしくないのに皆無でしたから。
ほまれにしても先ずは彼女のバックボーンを紐解いてからフィギュアの挫折を解消していくのが物語の正しい順序だと思うのですが。
先にクライマックスに置くべき「挫折からの解放」を最序盤で済ませカタルシスを失くしてしまいました。
>何故クライアス社はただのハムスター如きを社員として迎えたのでしょうか?未来世界に住むハーリーやビシンの様な種族には何かしらの特殊能力があってプレジデントはそれに目を付けたのでしょうか?
いずれにせよ、ハーリーがどの様な経緯で改心してハグたんと出会い、過去にタイムスリップしたかの詳細がいまだ不明です。
>ハリーの絡みをほまれに傾倒した末にプリキュア側の総意を描くのでは、バランスが悪いと思いました。今作は初期プリキュア同士の横の繋がり合いが希薄ということを象徴していますね。
2クール目を極端にえみルー推しに全振りしたツケです、これでは次のさあや回も不安しかありません。
ほまれの身の上話は「自分は孤児であるハリーとは違い守ってくれる人がいてくれて本当にありがたい」ということではないでしょうか
ハリーの話を聞いてそれに比べて自分は恵まれている
離婚した父親に影響されて始めたスケートなのに続けさせてくれた母親への感謝を新たにしたのではないかと思いました
ちくわぶドロボー様、コメントありがとうございます。
>ビシンの登場以前からクライアス内でハーリーに対して何らかのリアクションがあってもおかしくないのに皆無でしたから。これは断定できないです。そもそも今回ビシンがハリーに接触したのは会社の命令ではなく彼の一存でしたし、
元社員に対して積極的にアクションする会社であれば、ルールーに対してももう少し突っかかってくるはずです。
それをしない辺り、既に足を洗った社員に対してはドライな対応をする会社なんだと思います。
正直張り合いがなくてあまり面白くないとは思いますが。
>ほまれにしても先ずは彼女のバックボーンを紐解いてからフィギュアの挫折を解消していくのが物語の正しい順序だと思うのですが。フィギュアスケートを始めた原点が父親だった、というのはもう少し早く明かされてほしかったですね。
>いずれにせよ、ハーリーがどの様な経緯で改心してハグたんと出会い、過去にタイムスリップしたかの詳細がいまだ不明です。いつ明かされるんでしょうね?
はぐたんの正体は終盤まで引っ張っていいとしても、ハリーの行動目的や過去の真相はいい加減明らかになってほしいです。
village law様、コメントありがとうございます。
>ほまれの身の上話は「自分は孤児であるハリーとは違い守ってくれる人がいてくれて本当にありがたい」ということではないでしょうか私はそのような、相手が聞いてもいないようなことを唐突に喋りだすことを「熱い自分語り」と形容しています。
普通の会話で「私はあなたよりも恵まれてるんで」なんて言われたら、人によっては気分を損なってしまうと思います。
家族・親類というセンシティブな話題であれば尚更です。
けどストレスなく見れたのでよかったです(小並感)
>守ってくれる人がいてくれるって、マジありがたいと思うよこの台詞だけなら「ハリーの弟妹分のハムスター(?)たちは守ってもらえて幸せだったと思うよ」的に受け取れたのですが、自分の境遇とスケートへの決意表明(本当にスケートに関しては決意表明ばっかりですね、ほまれって)でハリーの話を自分語りで塗りつぶした形になりましたよね。
そもそも、こういうプリキュアメンバーの根幹に関わる提起はもうちょっと手前でやってほしかったです。
>そもそもスケートを続ける明確な意思があったんなら、初期の頃の不良っぷりは何だったんですかね…これは本当に同感です。スケートを中断して普通科に移っただけならまだしも、初期のほまれは遅刻や提出物を出さないなど、明らかに素行不良でしたもん。
褒められたり一目置かれることはルックスやスケート関連のスペックのことばかり。それもやたら第三者に褒めさせたり太鼓持ちさせたりの演出が目につきます。
エトワールの狂暴化したハリーへの説得の言葉も、私はあまりカタルシスを感じられませんでした。
プリキュアにもクライアス側だった子が1名いるし、直前に元敵幹部交えて楽しくお祭りだってエンジョイしてましたしね。
>ハリーとプリキュア5人の関係がもう少しハッキリしていた中で行われていればもう少し受ける印象も違っていたでしょうね。えみるとルールーの2人もそうですが、味方の繋がりが薄く、少人数で固まって、いざ事が起こった際に「私たち」「みんな」とか複数形で言われても???です。
餃子様、コメントありがとうございます。
>そもそも、こういうプリキュアメンバーの根幹に関わる提起はもうちょっと手前でやってほしかったです。少なくともえみルーに2クール目丸々食いつぶすくらいなら、もう少し各メンバーの掘り下げはできましたよね。
家族が欠けている、という点は上手いこと調理すれば血族という概念のないルールーと絡ませることも出来たかもしれませんし。
>これは本当に同感です。スケートを中断して普通科に移っただけならまだしも、初期のほまれは遅刻や提出物を出さないなど、明らかに素行不良でしたもん。一応本人も目標に悩んでいて周囲のことにも無頓着になってたようにも思えますが、微妙に筋が通っていないように思えますね。
>えみるとルールーの2人もそうですが、味方の繋がりが薄く、少人数で固まって、いざ事が起こった際に「私たち」「みんな」とか複数形で言われても???です。えみるとルールーは特に絡み薄いですもんね。肉親がいないのはルールーも同じなので絡ませようと思えば…
…ってこれは先程ほまれの時も同じことを言いましたね。要するに調理のし甲斐は意外とあるんですよね…
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