【不遇】 仮面ライダー 銃使いライダーを語る 【弱体化】

この記事では、平成仮面ライダーシリーズにおいて不遇扱いされている、
銃をメイン武器として使うライダーを話の中心に取り上げ、
小話やWOLTの当時の感想なども絡めて語っていくつもりです。
番組を視聴済みの方も、そうでない方も楽しめるような記事にしていくのつもりなので、
是非とも謙遜することなく読んでいただけたら光栄です。
ただネタバレ要素は満載なので、未視聴の方はくれぐれもお気を付けを。

そもそも「銃使いライダー=不遇」の方程式は最初期から定まっていたものではなく、
実際は2003年度の『仮面ライダー555』から芽をだし、やがてスラングとして広まっていくのですが、
今回は分け隔てなく、あくまでも平成仮面ライダーシリーズ全てを取り上げていくつもりです。

最後までどうかよろしくお願いいたします。m(_ _)m


クウガ 3

第1回目の今回は、『仮面ライダークウガ』を取り上げていきます。
・仮面ライダークウガ

2000年1月30日から2001年1月21日まで放映された、記念すべき平成仮面ライダーシリーズの第1作目。
2000(物語回時点では1999)の特技を持つ男、五代雄介がひょんなことから古代の遺物である変身ベルト「アークル」を手に入れ、
刑事の一条薫を初めとした様々な人物と関わりながら、仮面ライダークウガに変身して、
残虐非道な殺人を繰り返すグロンギ族との戦いに身を投じていくお話となっております。
俳優、オダギリジョー氏の出世作としても有名ですね。

従来のシリーズとは異なり、「改造人間」「戦闘員」「ベタな敵組織」などの要素の一切を撤廃し、
シナリオの整合性や、仮面ライダー以外の人員の活躍などにスポットライトが置かれている為、
勧善懲悪の娯楽番組というよりは、どちらかと言うと一般ドラマとしての見方を重視されています。
今まで何の説明も無しに行われていた「ご都合展開」にも、徹底的に説明がなされています。
その為グッズの販促番組としても異質であり、戦闘パートが殆ど無かったり、数あるフォームの扱いが極端だったり、
挙句最終回は戦闘シーンはおろか、主人公すらまともに登場しないという内容でした。
(玩具の売り上げ自体は好調だったという)

もっとも娯楽番組としての要素も備わっており、戦況に応じてライダーが自身の姿を変えたり(=フォームチェンジ)、
圧巻のバイクチェイスを繰り広げたり、定番の「ライダーキック」も様々な形で登場します。
その為視聴する年代によって、この番組の印象が大きく変わると言えるでしょう。

放送当時の私はその妙なリアルさとシリアスさから時より目を背けることもありました。
当時は出血描写が本当に苦手でした。「血」の表現もかなり直球でしたよね。
最終決戦である「ン・ダグバ・ゼバ」戦での血みどろの殴り合いは、「血が苦手」ということも忘れて( ゜Д゜)ポカーンと見てました。


・緑のクウガ

クウガ 1

さて、この仮面ライダーは素体となるグローイングフォームを初めとして、4つの基本形態に分かれています。
バランス型のマイティフォーム
瞬発力・俊敏さに長けたドラゴンフォーム
感覚神経に特化したペガサスフォーム
強力なパワーと防御力を持つタイタンフォームの4つ。
その内銃型の武器を使うのは3つ目のペガサスフォーム、通称「緑のクウガ」と言います。
マイティフォームを初めとしたフォームには、それぞれ古代から伝わる文章が残されており、
ペガサスフォームには「邪悪なる者あらば その姿を彼方より知りて 疾風の如く邪悪を射抜く戦士あり」と記されています。
要は「悪い子にはバキューンしちゃうぞ☆」ということです。え、この説明いらなかった?

ペガサスボウガンというクロスボウを模した銃を武器とし、
前述の通り聴覚や視覚といった感覚が超絶的なまでに研ぎ澄まされています。
これにより紫外線・赤外線が視覚できたり、また迷彩して隠れている敵を見つけることができます。
それらの能力を駆使し、ペガサスボウガンで敵を狙い撃ち、一撃で相手を倒す戦法を得意とします。

初登場は7話。クウガのフォームチェンジというのは初回のみ意図せず行われる為、
雄介の神経は突然超絶的に研ぎ澄まされてしまったわけで、ただそのことに悶えることしかできませんでした。
(昼間の繁華街で街行く人の足音、車のエンジン音やクラクション音、風が吹く音、更にはビルなどの建物の中の音…などが全て超絶大音量で聞こえる、と思ってもらえれば近いだろうか。)

凄まじい量の情報が五感を通じて一気に流れ込むわけですが、更にそこから精神を集中させ、
大量の情報を選別していくことで自分を優位にしていくことを目的とされるのです。

2回目の変身では上空からの遠距離射撃を試みる敵怪人「メ・バヂス・バ」の遥か遠くの羽音を聞き取り、
敵の射撃を見抜き、必殺のブラストペガサスでのカウンターを決め、見事撃破に成功しました。
要するに、大量の情報が流れ込んで来たら、あたふたせずに黙って明鏡止水。
現代人も見習う部分があるのではないでしょうか。


・力の代償

先述の通り、この時代はまだ「銃使いライダー=不遇」というスラングが確立していない為、
このフォームのことをとやかくケチ付けるのも難だと思いますが、徹底的に見ていきましょう。

まずこのフォーム、全神経を研ぎ澄ませ、尚且つその上更に精神を集中させる必要がある為、
エネルギーの消費量が半端なく、4フォームの中で燃費の悪さはワースト1
4フォームにはそれぞれ形態維持に必要な時間が割り当てられ、
それが過ぎると素体であるグローイングフォームに戻ってしまうのですが、
ペガサスフォームの持続時間、僅か50秒。ぼーっと突っ立っているだけでグローイングフォームに戻ってしまいます。
しかもそれだけでエネルギーをスッカラカンにしてしまう為、チャージの為以後2時間は変身不可能というハンデ付き。
変身したら最後、確実に仕留めなければならないというギャンブル臭漂うフォームです。


・金の力

クウガ 2

25話からは強化フォームであるライジングフォームの力を受け、ライジングペガサスフォームとして覚醒。
武器もライジングペガサスボウガンに強化され、自慢の超感覚も更にパワーアップを遂げました。
必殺のライジングブラストペガサスも、従来と違い連射が可能になりました。

しかしライジングペガサスフォームでは従来の燃費が更に悪化。
元々ライジングフォームというのがベルトへの負担が大きい為30秒間しか持続せず、
その後は元のフォームに戻ってしまう(ライジングマイティフォーム→マイティフォーム)のですが、
ライジングペガサスでは元の劣悪燃費が災いし、時間経過でグローイングフォームに戻ってしまうのです。
(リスクがペガサスの時と同じと言ってしまえばそうですが)

実際、初変身の25話では「ゴ・ブウロ・グ」の攻撃とライジングによる負荷で終始悶えながら戦ってたり、
更に41話では「ゴ・ジャーザ・ギ」の奇襲により右肩を銛で串刺しにされ、何もできずにグローイングに戻ったり…

その使い辛さ故に、扱いが極端に悪くなる回も散見されました。


・不遇フォーム?

しかし敵を確実に射抜くその力が、時と場合を選んで重宝されたのもまた事実。
そもそも敵を取り逃がしたのは、作中でも強敵とされている「ゴ集団」の敵ばかり。苦戦するのも仕方ありません。
それ以外の敵との交戦では少ないながらも着実に白星をあげています。
そもそもペガサスフォームで戦う時は、状況が状況だけに他のフォームじゃ手も足も出ない場合が殆どです。
(敵が上空にいる、一撃離脱を必要とするetc)

無駄な動きをせずに、ひたすら敵にボウガンの狙いを定めるその戦闘スタイルは、
近年の銃使いライダーにありがちな「銃を持っているのにボコボコ肉弾戦をする」それとは対照的です。
もう10年以上前の作品ですが、見返せば見返すほど「真新しい」フォームなのではないでしょうか。
ペガサスフォームの魅力はその部分に尽きますね~

ちなみに当時の玩具展開では、可動素体にアーマーを着せて遊ぶ『装着変身』というフィギュアがありました。
人気を博したこのシリーズですが、何故かペガサスフォームだけがお店で売れ残ってたり
しかもペガサスだけ買っても、肝心の可動素体がマイティフォームのフィギュアにしか付かないので、
買っても全然遊べなかったり。(一応ディスプレイ用の素体はありますが…)
あの頃からバンダイの汚さは健在だったんだなぁとしみじみ思ったり。懐かしいですね。
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小田井涼平(旧名 亮平)さんが最初に作ったガンプラはガンキャノン…だからゾルダとカラミティ゙に乗れたんや。

どうも、「戦車道の次はサバゲーだ!」ということで
「ステラ女学院高等科C3部(シーキューブ)」を視聴しているソバスチンです( ´ー`)ノ 
Aパートがけいおん!のパロディだったのには笑いましたが戦闘シーンも頑張っていて好印象でした。
登場エアガンに関しては東京マルイが監修しているのでバイオ同様に販促展開もありそうですね。
しかしエアガンってのは実銃より高価な場合もあって手を出すのは大変です(`-д-;)ゞ
因みに私が生まれて最初に手に入れたエアガンはフリマで購入したUZIサブマシンガンでした、戦車兵の護身用火器ですね。
http://www.1999.co.jp/10062018

さて銃ライダーに関しては確かに555以降に変なジンクスが生まれてしまいましたね(`-д-;)ゞ
そんな中、平成ライダー初代のクウガ・ペガサスフォームは今日に至っても特殊な立ち位置にあると思います。
本作は原作者である故 石ノ森章太郎先生の掲げていたダークファンタジー的な要素を前々作のBLACK以上に盛り込んだ野心作といえます。
クウガの4フォームは現在放送中のウィザード同様に4大元素をモチーフにしていますが
魔法属性のウィザードと異なりコチラは攻撃形態で4つに分類されています。
バランス型のマイティ、決定打に欠けるものの高い運動性で他フォームとのコンボに役立つドラゴン
厚い装甲と一撃必殺に特化したタイタン、そして高い索敵能力でサーチ&デストロイなペガサス。
ペガサス・フォームは銃ライダーというより狙撃ライダーと言った方が適当でしょうね。
 銃ライダーが不遇な理由には「画的に魅せ難い」という難点もあるでしょうね。
画面内に自身と敵とを収められる距離で戦わなければいけませんからどうしても棒立ちになってしまいます。
かといって中距離で遮蔽物越しにカバーして打ち合うのも仮面ライダーという超人が戦う設定にしては滑稽です。
だからこそ、ペガサスは通常戦闘では使い難い特殊な立ち居地に設定されたとも言えます。
これらの問題点を解決したガンアクションが「ガン=カタ」になるのですがよく考えればそれをメインししたライダーっていませんね
ゴーバスのエスケイプのようにたまに敵キャラが使う分には良いのでしょうが
メインのライダーが使いうには手間とコストの問題があるのかも知れません(。-`ω´-)
[ 2013/07/14 18:47 ] [ 編集 ]

Re: 小田井涼平(旧名 亮平)さんが最初に作ったガンプラはガンキャノン…だからゾルダとカラミティ゙に乗れたんや。

ソバスチン様、コメントありがとうございます!
UZIとはこれまた有名なSMGですね。私も友人から銃の模型を譲り受けたことがあるのですが、何だったのかな…?ヾ(゚Д゚ )

やはり平成シリーズ初期だけあってペガサスフォームは異質ですよね。
狙撃ライダーと言われれば確かにそっちの方がしっくりくると思います。
>画面内に自身と敵とを収められる距離で戦わなければいけませんからどうしても棒立ちになってしまいます。
かといって中距離で遮蔽物越しにカバーして打ち合うのも仮面ライダーという超人が戦う設定にしては滑稽です。

実践すると相当地味な戦いになるでしょうねw
如何なる敵に遭遇しても、遮蔽越しに撃ち合いをしててはカッコがつきませんね。アニメでいうバンク戦闘みたいなことになりそうです…
ガンカタを採用するにしろ、単純に暴れ回されるなら素手か剣を持たせた方がモーションを考えやすいでしょうし、、何より子供達が真似しにくいですからね。
[ 2013/07/19 20:23 ] [ 編集 ]

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