HGAW 1/144 ガンダムエアマスターメーカー小売価格:1836円現在「HGカスタマイズキャンペーン2014 summer」という、HGガンプラを買うと、
3種類の中から好きな武装のプラモを貰えるというキャンペーンが実施中なのですが、
私の行きつけの某家電量販店では専らガトリングが人気だそうです。
かくなる私もガトリング貰いました。ガンダム系MSじゃガトリングは貴重だと思うのよね。人気のはずだ。
というわけで、HGAW 1/144 ガンダムエアマスター をレビューいたします。
当記事で紹介しているキットは付属のシールのみ貼った素組みの状態です。
GW-9800 ガンダムエアマスター
第7次宇宙戦争において旧地球連邦軍が投入した決戦兵器ガンダムタイプMSの1機。フラッシュシステムを搭載しており、大戦中は専用のGビットとともに、機動部隊を組んでいた。機体色は白赤メイン。
高い機動性による制空・制宙権の確保を目的とした飛行変形システム(トランスシステム)を搭載した可変MSであり、
戦闘機タイプのモビルアーマー形態(ファイターモード)に変形し、単体で高速・長時間の飛行が出来る。
肩を覆う様な形で装備されたウィング部はMS形態でも展開可能で、これがMS形態時でも高い運動性や
滞空能力を発揮する一助となっている。ファイターモード時に機首を形成するノーズ部も同様にMS形態でも
可動可能である。なお基本的には大気圏内での運用を最優先で想定している為、
エンジンは専用のジェットエンジンであり、大気圏外での運用の際はエンジンユニットを交換する。
機動性確保の為ボディの徹底的な軽量化が行われており、この制約から必要最小限の武装しか持たない。
しかし、大戦によって飛行可能な機動兵器はほぼ失われている事からその戦術的優位性は計り知れず、
その特性を最大限に発揮出来れば充分に欠点をカバーする事が可能である。
パイロットのウィッツはその機動力を生かした格闘戦もこなした。
劇中ではウィッツ・スーの愛機として登場。
彼は、この機体を自分が所属したバルチャーのリーダーの形見として譲ってもらっていたことが語られている。かなり唐突なタイミングで復活したオールガンダムプロジェクト(…だよね?)。
今回はAWの世界からウィッツの初代愛機がリリースされました。
この一件で他の機体のリリースの期待(ギャグじゃないよ)が高まる中発売された、今回のキットの出来や如何に。
ちなみに使用されているポリキャップは、いつもの「PC-002」タイプ。

フロントビュー。組んでみて初めて実感しましたが、
エアマスターって意外とこじんまりしてるのね…Xのサテキャやディバイターみたいに尖った部分が無く、やや迫力に欠けるというか、スケールが足りないというか。
とりあえずプロポーションとしては… もう少し脚が長くてもいいと思う。

裏。背中に見える部分は変形時に必要なものばっかです。

顔。シール貼るとちょっとツインアイが太めな印象。完成見本みたいな細目じゃないですね。
アンテナの形が触覚みたいなので、ついつい
彼を思い出してしまったのは私だけか。(しかも中の人一緒だし…)
なおシール使ってるのはツインアイとサブカメラのみ。色分けはバルカン以外概ねOKか。

胸。…はあまり言うことないか。ダクト内部はシール付けても良かったかも。
両肩の前方に出ているプレートの黒い線の部分はシール。

なお横から見ると、変形時に使う翼の部分は全て肩に直接装着されています。
青い部分で囲っている部分が装着部。

あんまり目立たない腕。オールガンダムプロジェクトよろしく、手首は一対しか入ってません。
今回の場合は銃の持ち手しか入ってないので、見栄えとか気になる人は気になるかも。

脚。これも特にいうことない… 何かターンエーの脚に似ているような。

後ろ。キャノピーやら翼やらが見えます。

なお翼の方は、ジョイントの位置を手動で変えてやれば、
差し替え無しでMS形態時の飛行状態にすることができます。

可動範囲。腕は問題なくギリギリまで曲がります。
肩自体は背負ってるものが邪魔なので、そんなに上がらない印象。

腕の引き出しはまあ十分かな。これも背負いものが若干邪魔してるような。

腰も問題なく一回転します。

サイドアーマーが長いですが、開脚はここまで可能。意外と開きます。

脚も曲がることは曲がりますが、綺麗な膝立ちは難しいかも。
総じて… まあ、腕はちゃんと曲がりますし腰も回りますし脚も開きますわで、
とりあえず「合格点」は突破してるんじゃないでしょうかね。

その他オプション。少ない。脅威の少なさ。

ショルダーミサイル。両肩に装備します。一応取り外しも可能。
本来なら先端が赤く塗られているはずですが、キットでは色分けされず。

バスターライフル。造形に関しては小ぶりでいい感じ。
ただイマイチ手首と取っ手の部分の接触がかみ合わず、若干プルプルします。
ちなみに構造が銃口含めて全てモナカ割りなので、合わせ目にはご注意を。

両サイドアーマーにマウント可能です。

フル装備。ライフル持たせた方が様になってますね。

同世代機と並べて。
何故か普通のXが行方不明になったのでXディバイターと。最初組んだ時は「小さい小さい」とばかり思っていたエアマスターでしたが、サイズはXとほぼ同じ。
やっぱりスケールがこじんまりしてるせい…なのか?

お次はお楽しみの変形シークエンス。
まずは顔を外して胸中央の白いパーツを取り外します。

肩のウイングの位置を整え、胸の装甲をググっと上に持ち上げます。
ウイングを上にずらすように動かせば楽に動きます。

キャノピーを絶たせて、下半身を一回転させます。何かウイングガンダムみたいですね。

後は腕や脚、足の関節や構造をちょいと動かして、

両腕にバスターライフルを取り付け、

最初に取り外した胸中央の白いパーツをキャノピーの下部に取り付ければファイターモードの完成。
プロポーションはまあまあかな。もう少し造形がとんがっててもいいような気がしますが。
ウイングガンダムと比べると、細かい指示がちょっと多いので、変形は少しめんどいかも。

後ろから。
関節の位置とかは固定されてないので、位置取りに少し苦労するかも。主に腕。
なおMS形態時の顔は、ファイターモードでは余剰パーツとなります。

スタンド時は、MS形態時のリアスカートにあるパーツを外してジョイント穴にします。
それではどっからでもブンドドしやがれ!(?)

戦後世界の貴重な航空戦力であるエアマスター。空飛ぶ時は大抵Xと一緒だった気がするけど…

エアマスターといえば二丁拳銃! とにかく2つ構えてバンバン撃ってたイメージ。

ちなみに説明書に書いてあるストーリー説明の内容は、よりにもよって
ローレライの海の戦闘シーン。
確かその辺りって、最もエアマスターの活躍がしょっぱかったとこじゃなかったっけ?

エアマスターバーストに改造される前の最後の戦闘では、敵機にしがみ付いてパンチかましてたような。
あの時のボロボロになったエアマスターの活躍はカッコ良かった。

エアマスターにとってのファイターモードへの変形というのは、単なる離脱や高速移動に使うというよりは、
MS形態と入れ混ぜてテクニカルに戦う為の、言わば「攻撃」の為の変形だった印象。

武装こそ少ないものの、MS形態とファイターモードと比べて武装が殆ど変らないというは、
他のMSに無いかなりの強みではないでしょうかね。

以上、HGAW 1/144 ガンダムエアマスターのレビューでした。
ブンドド時の文章が殆ど思い出語りになってしまった…(^^; まあいいや。
全体的な出来栄えは結構いい線行ってるんじゃないかなと思います。
可動面はそこそこ優秀ですし、変形もちゃんとできますし。
ただもう一工夫加えれば完璧になるような、完全ではないような気がします。
この違和感はなんだろう… 脚の長さか、腕の大きさか、それとも顔か…?
とりあえずまあ、こういう立体化に恵まれなかった機体をHGで出したことに関しては褒めていいと思います。
恐らく今後出るであろうレオパルドに期待を膨らませつつ。
その次はエマアスターバーストで、そのまた次はレオパルドデストロイ!
…う~ん、まだまだ先は長そうですね。ひとまずOGPの次のリリース機体を教えてくれないでしょうか、バンダイさん。
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どうも、杉田智和さんはワザとじゃないのか?というぐらいガンダムに乗れないなと感じるソバスチンです。
http://livedoor.blogimg.jp/zakuzaku911/imgs/c/1/c1fb521a-s.jpg
沖田総悟に「ラッキースケベ」という称号を授けた功績はありますがw
久々のオールガンダムからのリリース、HGAWガンダムエアマスターですが
W同様に旧キットからだいぶスマートになりましたね、変形も頭部を外すだけですし元のデザインの恩恵で完成度も高いようで(^^)b
この様子ならレオパルドも期待できそうです、只どうしても派手なWガンダムと比べると地味なのは否めませんが。
歴代の可変型ガンダムは多くありますがエアマスターの完成度はキュリオスと並んで随一だと思います。
http://blog.livedoor.jp/animageddon/archives/1002087732.html
↑でも本編での活躍が…。あとやっぱりマクロスのVFには適いませんねw
本機のパイロット、ウィッツ・スーは最初観たときの私のイメージが「田舎のヤンキーみたい」だったのですが
当たらずも遠からずでしたw中井和哉さんのイメージを決定付けた訳かもしれません。
タイトルの元ネタである「天国なんてあるのかな」では故郷のお母さんとは
お互いの意地の張り合いで物別れに終わってしまいましたが最終回でのエピローグでトニアと共に赴いているので
和解できたのだと思っていいます。義父のバーテンの男性とも和解までには至ってなくてもある程度の折り合いがついているのでは?
この辺の各人物の心境は大人の鑑賞に耐える作品としてXの地味ながらも根強いファンに支えられてる由縁ではないでしょうか(^^)b
ソバスチン様、コメントありがとうございます!
個人的に、杉田氏のロボ代表作はサイバスターよりもウェブダイバーだと思ってます。
OPとの落差はアレですが、サイバスターよりは話の評価は高いですし…
>歴代の可変型ガンダムは多くありますがエアマスターの完成度はキュリオスと並んで随一だと思います。
基本的に折り畳んだだけで立派な戦闘機に変形できるエアマスターの変形機構は流石ですが、
キュリオスに関してはちょっと難アリだと思います。
変形時にGNシールドは完璧にデッドウェイトになってしまいますし、プラモ購入者からすると、
変形時に股間の軸パーツを一々差し替えるのが面倒なんですよ(笑)
同じ理由でデルタプラス系列は可変機としての評価は低めです。
ですから可変機として評価するのであれば、アリオスやハルートの方が上ですね。あっちは差し替えパーツ使いませんから(笑)
>タイトルの元ネタである「天国なんてあるのかな」では故郷のお母さんとは
お互いの意地の張り合いで物別れに終わってしまいましたが最終回でのエピローグでトニアと共に赴いているので
和解できたのだと思っていいます。義父のバーテンの男性とも和解までには至ってなくてもある程度の折り合いがついているのでは?
あの話は、戦後世界を描いたガンダムXの中でも秀逸なエピソードの1つだと思います。
傭兵としてでなければ金を稼げない世界の中で中々理解をしてもらえず、
かといって立ち止まって考えようにも世界は待ってくれない、ただ前へ進まなければいけない、
戦後世界の厳しさと、それに自分達なりに順応して生きようとする人々のエピソードが溢れてました。
全体のシナリオを通してウィッツもロアビィも絶対必要な人物ではないものの、
彼らのような立場の人間がいるからこそ、AWの世界観は引き立つのだと思います。
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