HG 1/144 G-セルフ(大気圏用パック装備型)メーカー小売価格:1728円筆者はGレコの先行上映は未視聴ですが、
今回ブンドドの参考に、ということで先行10分映像とPVを少しだけ見てきました。
それ以上のネタバレをする方には首を引っこ抜くフェイタリティの刑に処します。
というわけで、HG 1/144 G-セルフ(大気圏用パック装備型) をレビューいたします。
※当記事で紹介しているキットは付属のシールのみ貼った素組みの状態です。
YG-111 G-セルフ
ラライヤを乗せて突如地球に降下してきた所属不明のMS。
G系統の根幹を思わせる設計思想を持つことから、アイーダによって「Gそのもの」を意味する「G-セルフ」と命名された。
降下後は海賊部隊によって確保され、アイーダの操縦によってフォトン・バッテリー強奪作戦に投入されるが、
キャピタル・ガードに鹵獲され、ベルリの搭乗機となる。
宇宙世紀時代のガンダムタイプに比べて頭部のツインアイがやや大型で、ブレードアンテナが前方に突き出ているのが特徴。
起動には特定の条件があり、それを満たすベルリ、アイーダ、ラライヤの3人しか操縦できない。
通常よりも高圧縮のフォトン・バッテリーを搭載しており、同時代のMSを圧倒する出力と機動性を発揮する。
機体は軽量・高剛性のフォトン装甲とフォトンフレームで構成され、フォトン・バッテリーからのエネルギー供給により青白く発光する。
各種バックパックを換装することで多彩な運用を可能とし、装備ごとに機体色が変化するのも特徴。
バックパックの接続部はアメリア製MSの規格に適合しており、規格が合えばほぼ無改造で装着することができる。
コクピットには、R.C.のMSとしては珍しくコア・ファイターシステムを採用しており、
パイロットの生存性が高められている[6]。武装は中距離射撃用のビーム・ライフル、接近戦用のビーム・サーベル2基、
海賊部隊が調達した高剛性の簡易型シールドを装備する。冒頭10分しか本編見てないのに、Wikipediaにネタバレされてしまった。
Wikipediaを首引っこ抜きのフェイタリティの刑に処します(マジギレ)
まあ、大体は予想できてはいましたけどね。
とにかくガンダムシリーズ最新作の1つ、『Gのレコンギスタ』からG-セルフが早くもHGプラモ化。
従来通りのトリコロール配色で彩られた主役ガンダムですが、
過去のものよりもあまりメカメカしさを感じないせいか、
「洗練され切れてない」という何処か意図的な意思を感じます。
登場の経緯も相まって、何処か神秘的な印象も受ける我らが主役ガンダムですが、さて。

フロントビュー。
ノンオプションのMSの割には四肢がやや太めの印象を受けます。
頭部が大きいせいで、やや短足気味に見えてしまうのは気のせいか。
まあプロポーションは悪くないのではないでしょうか。今までがスタイリッシュすぎただけで。

リアビュー。毎度のこと言うことがない。
ノンオプションだし、仕方ないね。

ポリキャップはAGPでお馴染みPC-002タイプ。
やや構成が異なる箇所もありますが、基本的には最近のHGガンプラと同じ組み立て方です。

ホイルシール。少し使いかけの状態なのはご愛嬌。
とにかく細かく小さいシールがメチャクチャあります。近年でもここまでシール多いガンプラも中々ないぞ。

それでは頭部。
前方に突き出たブレードアンテナに、大きなツインアイ。一線を画すGデザインです。
基本的に口元の赤い部分以外は全てシールで色分けされていると思ってください。
ちなみにツインアイが大きいおかげで
シールが凄く貼りやすいです。
首元のダクトらしきパーツ。
赤丸で囲った箇所もシールが貼られてます。でもぶっちゃけ分かり辛いです。

胸。
ダクト部の黒い部分はダクトパーツの上からシールを貼るのではなく、
あらかじめ下地の部分にシールを貼り、その上からダクトパーツを取りつけるようになってます。
ダクト下部の部分はブルーのクリアパーツ。

後ろから。各パックを取り付ける用のジョイント穴が。
ちなみにこちらも赤丸で囲った部分にシールが張られてます。分かり辛いっての!

肩。バーニアの部分は色分けされず、シールも付いてきません。

腕。珍しく関節部にシールを貼るようになってます(ちょっと歪んでるけど…)
あと、手の甲の部分もシールで色分けします。

裏から。

フロントアーマー。こちらにもシールの上からクリアブルーパーツを取り付けます。
スカート部の黄色いパーツも独特の形状。

リアアーマー。クリアパーツがない以外はフロントとほぼ同じ。

脚。クリアパーツがふんだんに使われています。

裏から。
水色のラインは全てシール。

ここの脹脛側面の水色ラインもシール。

足先。先端と側面の白いラインもシール。本当にシール塗れです。

可動範囲。
腕関節は90度。肩は水平よりも少し上に上がります。

肩の引き出し。ちゃんと引き出せますが、あんまり力を入れるとすっぽ抜けます。
よく見ると、関節部のポリキャップができるだけ目立たないようにしてますね。

首は特に問題なく可動。

腰の形状的に腰は動かないかなー、と思ったら普通に1回転可能。

膝立ちは…厳しめ。というか膝関節が90度ほどしか動きません。

ちなみにこの脚ですが、従来の構造ならロール軸が設けられてるはずですが、
今回のG-セルフでは装甲パーツで覆われてしまい、
ロール軸が死んでます。構造自体は今までと同じなので、無理矢理動かせば微妙に可動しますが…
とにかくロール軸が無いのも同然なので、膝立ちは難しいです。

脚の開き具合。まあそこそこ開きますが、正直一軸ジョイントの開き具合じゃないかも。
ちなみに足首の自由度はフェニーチェリナーシタよりも低め。開脚時のバランスはガタガタです。
総じて可動範囲は、PC-002の使われているガンプラの中ではかなり低い方と言わざるを得ません。

スタービルドストライクと比較。等身はややビルドストライクの方が高いですね。
ちなみに見ての通りカラーリングも少しだけ異なります。
G-セルフの白色は、少し緑色がかってるんですよね。

付属品。相変わらず平手は付かない。

大気圏用パック。横文字の名前は特に内容です。
見た感じはインパルスのフォースシルエットに形が似てますね。
本体と比べて、素組みの状態でもかなり色分けできてます。

G-セルフに接続。プラ素材なのでヘタれないか心配。

差し替え無しで畳むこともできます。

ビーム・ライフル。色分けは一切されていません。
フォアグリップの類もない他、右手しか保持用の手首が付属しないので
自ずとポーズが限られそう。

ビームサーベル。サーベル刃はSB-16という新種のランナーが採用されており、
従来よりも細い形状なのが特徴です。

SB-6(RX-78-2などに付属)のサーベル刃を取り付けてみた図。

SB-13(ビルドストライクなどに付属)のサーベル刃を取り付けてみた図。
どちらも普通に互換性があります。

シールド。めちゃくちゃシンプルなデザインです。

従来通り2つのポイントを選んで装着させるのですが、
ジョイントが腕に挟み込むタイプなので、意外とポロリしやすいです。

持たせるもん持たせて素立ち。ますますインパルスっぽい。

後ろ。
それではG-セルフでブンドドド。

G-セルフ、大地に立つ。実際は空から来たけど。


地上戦闘用のパックとかもあるのかしら。
今のところ大気圏飛行用と宇宙用しか知りませんが。

盾越しにポーズ決めようとすると、盾がポロリしてしまいがち。

細いビーム刃はターンエーを彷彿とさせます。

ここからは大気圏用パックを付けて。

種撃ちっぽく。可動範囲の狭さ故に脚が上手く動かせん。

果たしてこの大気圏用パックでどのような活躍を見せてくれるのか。

以上、HG 1/144 G-セルフ(大気圏用パック装備型)のレビューでした。
シールによる補完が多いとはいえ、デザインの再現性は良好です。
ガンプラ上級者の方は塗装の腕の見せ所かもしれません。
ただデザイン性を重視したせいか、PC-002ポリキャップを使っているにも関わらず、
可動面は正直一世代前くらいまで落ちてます。
付属品もそこまで多くないですし、ライフルは右手でしか保持できませんし。あと平手つかないし。
あまり遊びの幅が広くないのも事実です。なんで最近のガンダムってバズーカないのやろ。実弾兵器はオワコンですか?
デザイン重視か、可動重視か、手に取る方によって評価が大きくわかれそうです。
とりあえずGレコシリーズ初のガンプラとしてはまずまずの出来栄えでしょうか。今後に期待です。
余談。
サーベル刃の互換性を確認できたので、
ターンエーのサーベル柄にG-セルフのサーベル刃を装着してみた。
元々細いデザインのサーベルだったので、結構いい感じに馴染んでるような。
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遂に『Gのレコンギスタ』から主役機の登場ですが、当初の不安とは裏腹にGセルフの立体化は一先ず成功ではないかと感じました。
数か月前に安田朗氏の原画を見たときは「テレビアニメのガンダムにしては立体化し難そう」と思っていたもので(^▽^;)
WOLT様の指摘通り、このガンダムのデザインは意図的に「浮いた」というか敢て玩具っぽくしている節があります。
過去、富野監督は「伝説巨神イデオン」のデザインを巡ってスポンサーと協議した結果
「こんなもの遺跡から発掘されたとしか説明できない」と仰ってましたからw
Vガンのバイク戦艦もスポンサーと争った結果生まれたそうですw
作中内の他のMSとは一線を画しますので今後、発売されるキットと比べてみると色々見えてきそうですね。
過去のコメントで申しましたが私は一足早く3話分劇場で鑑賞しましたがGセルフ自体の活躍は
実は今一つだったりします(Wガンダム程ではありませんが)
ネタバレなので控えますが、その代り他のMSが中々な活躍を魅せます
特に3話でのモンテーロは搭乗者のクリム・ニックと合わせて人気が出そうです(゚∇^d)
また、1話Aパートまでご覧になったのなら、主人公ベルリ・ゼナムが最初に搭乗する作業用MS
レクテンもBパートで大活躍するのでお楽しみに。
放送前から設定が開示されている本作ですが、紐解けば十分シリアスな展開にはなりそうです(「クンタラ」とか)
近年角の取れた富野監督ですがショッキングな描写はある程度は覚悟した方が良いですね(;^_^A
こうして見ると、もともと動きにくいデザインのようですね。
まあ、フォルム優先上等ですが。
ソバスチン様、コメントありがとうございます!
この歳になっても御大の鬼指導は健在のようですね。
AGE繋がりで言えば、どちらかと言うとサブメインキャラから一気にヒロインへ昇格した嶋村さんが気になります。
G-セルフの第一印象としては、「玩具臭い」というよりも、
記事にも書いたように、「洗練しきれてない」…つまり前世代に置き忘れられたような荒廃感を感じます。
まさしくコメントにもあるように、遺跡から発掘されたような機体です。
> 過去のコメントで申しましたが私は一足早く3話分劇場で鑑賞しましたがGセルフ自体の活躍は
実は今一つだったりします(Wガンダム程ではありませんが)
ネタバレなので控えますが、その代り他のMSが中々な活躍を魅せます
特に3話でのモンテーロは搭乗者のクリム・ニックと合わせて人気が出そうです(゚∇^d)
また、1話Aパートまでご覧になったのなら、主人公ベルリ・ゼナムが最初に搭乗する作業用MS
レクテンもBパートで大活躍するのでお楽しみに。
予告映像を見るに、レクテンはG-セルフと交戦?するみたいですね。作業用なのに。
ちなみに私はシリアスでもショッキングでも、見応えがあればガンガン視聴します。
ですから妥協せずに、シリアスな時はきっかりシリアスにして是非私達視聴者を魅了してほしいと思います。
児斗玉文章様、コメントありがとうございます!
児斗玉文章様はデザイン重視のようですね。
私はどちらかと言うと、じっくり動かしてポーズを堪能したいので、可動重視派です。
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