レビューNo.22 ファイアーエムブレム 封印の剣

私は強い・・・私は賢い・・・

私は美しい・・・私は正しい・・・

誰よりも・・・誰よりもだっ!



ファイアーエムブレム 封印の剣

封印の剣

ジャンル:シュミレーションRPG
発売元:任天堂
開発元:インテリジェントシステム
価格:4800円

トラナナが発売されてから月日も進み、ゲーム市場には新たにゲームキューブやゲームボーイアドバンスが参入。
長年続くシリーズでは新規ハードの登場と共に新作が出るのが当たり前。
というわけで発売されたのが今回紹介する『封印の剣』。
当時時を同じくして発売されたスマブラDXの人気もあって、新たな購入層も多かったとか。
実はこの作品、筆者が最初にプレイしたFEシリーズでもあります。
思い出深い作品でもあるので、気を引き締めて解説していきましょう。

世界観は一新され、今回の舞台は「エレブ大陸」に移り変わりました。
ユグドラル大陸のような膨大な数の国の数は控えめになり、覚えやすくなりました。
質実剛健をモットーとする地味ながらも武力に優れる「ベルン王国」
ベルンとはかけ離れた華やかな文化を持つ「エトルリア王国」の二大勢力が中心となり、
その他にも二大勢力に対抗すべく諸国が寄せ集まった連合国家「リキア同盟」、草原を転々とし、様々な遊牧民の部族からなる「サカ部族」、年中土地が雪に覆われている為傭兵稼業が盛んな「イリア諸騎士団」など特徴も掴みやすいものばかり。

物語はベルンが突然各国に侵攻を始まります。今作の主人公ロイはリキア同盟の一国家フェレの出身。エトルリアに指揮官について留学中でしたが、ベルンの侵攻により父エリウッドに帰還を求められ、祖国フェレへ急いで向かうことに。

基本的なインターフェイスやシステム周りに新しく追加されたものはなく、前作の「かつぐ」は「救出」に名前を変え、「三すくみ」は続投。代わりに「スキル」や「捕獲」は廃止。今までの集大成らしく、非常に使いやすいシステムになりました。

そして今作の目玉である「支援システム」が新登場。
これはマップ上で特定のキャラ同士を隣接させ続けると「支援」というコマンドがでてきて、お互いのユニット同士が会話をする、というような内容になっています。この内容がまたギャルゲ染みたものギャルゲ染みたものとかギャルゲ染みたものなど満載です。中にはキャラクターの隠れた素性などが垣間見れるものも存在するので会話を見ていくだけでも非常に楽しい。支援はC→B→Aと三段階まであります。
またこの支援システムには文字通り、お互いのユニットを攻撃力アップや敵の必殺率ダウンなど、お互いのユニットを支援する仕組みもあります。C→B→Aの順番で強力になり、最大で命中・回避において15%ほどの数値をたたき出すことも可能。攻撃面においては3ほど上昇できるので、痒いところに手が届く感じです。

難点としては支援できるユニットはゲーム内では確認できないことです。面識がありそうなユニット同士なら大体支援会話が発生しますが、中には意外な人物と支援会話が発生できることも。しかしそういう会話で意外な事実が発覚するのですから憎めないものです。しかしこの辺りのフォローは欲しかった。
またAまで到達するのに途方も無いターン数が掛かったり、ログ機能も無いなど収集モノとしてはイマイチな設定です。ギャルゲなのに…

なおこの支援システムの導入によりエンディング内容が変化するようになりました。
今回は試験的な試みのせいか、エンディングが変わるのは主人公のロイのみ。
ロイの支援相手の内の六人は女性。つまりその内の一人と支援をAにすればめでたく結婚することになります。やっぱりギャルゲだった!

更にクリア後には「トライアルマップ」というお楽しみ要素が追加。
新たに用意された難易度高めのマップ(実際そうでもない)をクリアまでに使ってきたユニットに加え、今まで戦ってきたボス達や重要な仲間達がトライアルマップ専用の自軍ユニットとして使うことが出来ます。ただし最初に使えるユニットはたった一人で、増やすにはその数に応じて本編クリア回数を増やさなければいけません。仲間になるのは8人。かなりの苦行ですが、本編のボス達でマップを攻略するのも楽しいですよ~

そして今作から「ハードモード」が追加。
名前の通り本編の難易度上昇版で、「敵の強化」「援軍の増加」「初期配置の変化」などかなり手強い強化が施されています。プレイヤーのスキルが試されますが、敵から寝返るユニットもハードモードによる能力値の強化(通称ハードブースト)が施されているので彼らを強化すればかなり強力な戦力になってくれます。

なお今作でも「総合評価」のシステムが実装されていますが、評価の基準が結構甘く、毎章20~30ターンとか掛かっても意外と攻略評価がAをとれてしまいます。全評価Aで取れる総合評価Sも意外と簡単に取れます。

新たなシステムを導入し、主に周回のプレイの楽しみが増えた今作のFE。
ただし、今回も新たなシステムによる調整不足が散見されます。

今までのFEはシュミレーション補正(?)のせいで「敵の攻撃は当たりやすく、味方の攻撃は外れやすい」というジンクスを抱えていました。シリーズで一生解消されることのない、永遠のジンクスです。
それを解消しようと試みたのが「実行命中率」という隠れシステム。
これは「表記上の命中率で51%以上は上方修正がかかり、49%以下は下方修正がかかる」というもの。
つまり、表記されている命中率と実際の命中率は違う値なのです。これが「実行」命中率というもの。なお修正率は50%から離れるほど高くなります。
これにより味方(=敵よりもステータスが上なので命中率も高くなりやすい)の攻撃が当たりやすく、敵(=基本ステータスは低いので命中率は下がりやすい)の攻撃は外れやすい、というワケです。
しかしこれにより支援システムも手伝ってほぼ回避ゲーになってしまうのです。武器自体もそこまで命中率が高いわけではないので尚更です。
そもそもこんなシステムがあっても敵の30~40%は相変わらずバシバシ当たります。隠してまで何の為のシステムなんだか。やっぱりジンクスは解消できない…

さらに「剣士」の上位クラス「ソードマスター」がとんでもない仕様。
何と常時必殺率+30%の特性を持っているのです。自身の技と速さの高さも相まって「敵の攻撃を回避→必殺乱舞で死屍累々」という回避ゲーを象徴しているような自体に陥ります。
しかし章を重ねる度に難易度が上がっていくゲームの前に、プレイヤーはこのソードマスターの強さに酔いしれやすいのも事実。実際筆者も何度もお世話になりました。悩ましいところだなぁ…


総評。
作りこみが甘い部分もありますが、前作の鬼畜仕様を上手いこと廃止したのは良い点です。
実際ゲーム難易度もヌルすぎず難しすぎない、程よい高さであります。
GBAでこの完成度ですから、筆者的にも大満足の作品です。
ちなみにストーリー部分の言及が少ないのは良くも悪くもないので特に言うことが無いからです。ご了承を^^;
現在はもう新品は出回ってないので中古で買うしか無さそうですね。
機会があれば手に取ってみてください。
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[ 2012/05/04 18:45 ] 過去レビュー置き場 | TB(0) | CM(1)

遂にWOLTさんの故郷が登場(笑)

WOLTさんはエレブ大陸に行くとしたらどこに行きたいですか?個人的にはイリアですが。

まともに行った事がないんよ!
[ 2012/05/04 21:17 ] [ 編集 ]

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