レビューNo.5 キングダムハーツⅡ ファイナルミックス+

「ソラ―――

うらやましいよ…

俺の夏休み…終わっちゃった…」


キングダムハーツⅡ ファイナルミックス+

KH2

ジャンル:アクションRPG
発売元:スクウェア・エニックス
開発元:スクウェア・エニックス
価格:7900円

『KH』、『KH COM』に続くキングダムハーツシリーズ3作目である『KHⅡ』。
同時にプロデューサーである野村哲也氏が本気を出した作品でもあります。
通常版の発売から年後、追加要素と『Re:COM』を含んだキングダムハーツⅡ ファイナルミックス+が発売されました。
追加要素の意義が大きいため、『KHⅡFM+』を中心として紹介させていただきます。

物語の流れは新主人公・ロクサスによるチュートリアルから本来の主人公であるソラ編へと変わります。
突然の新主人公に戸惑った人は多いはず。『Re:COM』をプレイしていないなら尚更。
色々と印象に残る新主人公・ロクサスですが、一番プレイヤーの記憶に残るのは何といってもチュートリアルの上で語られる、彼の生い立ちと境遇。
その悲しさと切なさに、本編であるソラ編に移っても乗り切れない人も多かったとか。
ソラに対する評価もロクサスの存在で変わってきたようです。人気度もロクサス>ソラですし。

さてさてロクサスのことはさておいて、今回のゲームのシステムの説明を。
基本的に操作感覚は『KH』と殆ど変わりなく、いつものテンポで操作が出来ます。
しかし『KH』と違うのは何といってもソラの能力の大幅強化。
後述する「ドライヴ」もそうですが、今回ではソラの攻撃を強化するアビリティが大幅に増え、
『KH』ではボタンに応じてキーブレードを振るっていたソラが、今回では衝撃波やらバク転やら大技を出しまくり。
とても○ボタンを連打してるだけとは思えない演出です。
また今回からは「ドライヴ」システムが加えられました。
これは仲間一人(あるいは二人)を一時的にメンバーから外し、同時にソラ自体を強化する、いわば「フォームチェンジ」です。
多くのフォームの場合ソラが二刀流になり、攻撃の手数が増えて迫力倍増。
条件を満たせばそれらのフォームもレベルアップしさらに強力になります。
強力な反面、回数制限はもちろんのこと、やりすぎればハンデもありというバランス調整もしっかり。
以上のことから『Ⅰ』より戦略の幅が大きく広くなったと言えます。

更に『FM+』では難易度「クリティカル」が追加されました。
これは従来の最高難易度である「プラウド」を凌ぐ難しさを持つ難易度ということで、
敵のダメージ倍増、こちらの最大HPの大幅低下、取得経験値の現象と厳しい仕様が付き纏います。
ですが同時にこちらの初期APの大幅増加、与えるダメージ上昇という嬉しい仕様も兼ね備われ、
前述したようなソラの大幅強化により言うほど難しくはありません。
『Ⅰ』のプラウドをクリアした人なら普通にクリアできるはず。

さらに追加要素によってゲームをクリアするとセーブできるようになりました。
これによってクリア後のイベントが追加され、特に目立つのは追加ボス「留まりし思念」の存在。
パターンを組んで順序よく攻撃すれば勝てる相手のはずなのですが、過去どころか今まで出ている『KH』シリーズでも屈指の強さを誇る強敵で、筆者も未だ倒せてません。でも動画を見るといとも簡単そうに…どうしてなの?
他にもクリア後では隠しダンジョン『追憶の祠』では今まで倒してきた一部のボスキャラの強化体とバトルが出来ます。
キャラにもよりますが、本編で戦った時とは比べ物にならないほど強化されており、ナメてかかるとマジで瞬殺されます。
以上のように『FM+』はクリア後も十二分に楽しめる仕様になっており、中毒性は高いと言えましょう。

恵まれたシステムの一方で賛否の声が大きかったのは『リアクションコマンド』の存在。
これは敵の特定の行動などにより△ボタンを押すことによって色々なアクションがとれるシステム。
大体が戦況を有利に運ぶようなもので、時にはド派手なアクションをとることも。
しかし入力時のタイミングは非常に適当で、事前に△ボタンを連打すれば簡単に発動してしまいます。
またボス戦などに出てくるリアクションコマンドはやたら長くてテンポが悪かったり、ムービーゲー呼ばわりされたり。

個人的にはケアルの仕様変更もやや不満。
前作まではケアルはMPを消費してHPを回復する魔法でしたが、今作では何とMP全消費
今作からMPが0になると自動で最大まで回復する処置が取られましたが連発が出来ない分、安易なケアルの発動は命取りになることもしばしばありました。
この為回復アイテムの存在価値が大きくなりましたが、普段アイテムを買わない筆者にとってかなりの地雷システムでした。

最後に言っておきたいのは『KHⅡ』におけるFFキャラの扱い
特に『FFⅥ』に登場するセッツァーの改悪っぷりはファンの間でも話題になりました。
本来セッツァーは真剣勝負を好むギャンブラーのキャラでしたが、脚本家の野島一成氏が、
自社のゲームであるにもかかわらずFFⅥを知らないということで『KHⅡ』では「女の子にモテるため八百長を持ちかける」という全く正反対のキャラに仕上がってしまいました。
当然FFⅥ及びセッツァーのファンからは非難の声が高まり、後のPSPゲーム、『DISSIDIA FINAL FANTASY』では
セッツァー自身が『KHⅡ』の自分のことをフヌケ呼ばわりするザマでした。
他にも『FFⅩ-2』のユ・リ・パ三人組は何のため出てきたか分からないし、
極めつけは『FFⅦ』のクラウドとセフィロスは自分達でハチャメチャ暴れまわった後何事も無かったかのように消えるというあんまりな展開に。てか『KH』関係無いだろ

良くも悪くも話題となった『KHⅡ』。
それでもパワーアップした『FM+』はまだまだ遊べる現役っぷり。
持っていて最近やってない方も、これを期にもう一回遊ばれてみてはいかが?

KH
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[ 2011/01/13 19:08 ] 過去レビュー置き場 | TB(0) | CM(0)

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