HGUC 1/144 ガンキャノン(旧版) レビュー

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HGUC 1/144 ガンキャノン
メーカー小売価格:864円

今週末には遂に待ちわびたHG-REVIVE-シリーズ第1弾のガンキャノンの発売。
それに伴って、復習も兼ねて旧HGUCのガンキャノンのレビューをしたいと思います。
ややこしいので右カラムの最新玩具レビュー欄には載せませんし、馬鹿正直にレビューするのもつまらないので、
歴史的背景も踏まえつつ、いつもと違った書き方にしている…つもりです。
新しいものばかりではなく、たまにはこういうのもいいよね、うん。

というわけで、HGUC 1/144 ガンキャノンをレビューいたします。

※当記事で紹介しているキットは付属のシールのみ貼った素組みの状態です。
また当記事は2015/6/20発売予定の『HGUC 1/144 ガンキャノン』のレビューではございません。

・本体のデザインについて
・可動範囲について
・付属品について
・ブンドドについて
・総評

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HGUC第1弾として発売されたガンキャノン。初版は1999年の5月。(日にちはいくら調べても詳細不明…)
ガンダムやザクと共にHGUCの看板を担ってきた主力プラモであり、現在も多くのファンから根強く愛されています。
ガンダムを第1弾にしなかったのは、旧HGで既に立体化していたからでしょうか?
というのも、各ブランドで豊富に立体化されているガンダムと違って、
2015年6月15日現在、1/144サイズのガンキャノンの可動立体物はコイツと旧キットぐらいしかないんだよなぁ。
それ故にこのHGUCでのプラモの立ち位置も非常に大きいわけです。

-Design-


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フロント&サイド&リアビュー。
頭から足にかけて、縦方向で見てみると結構ボテっとしていて太ましい印象。
肩や腕は比較的小さめ。総じてずんぐりむっくりといった感じの体系です。
スタイリッシュさとは無縁であるものの、バランスは良好で現在の基準で見てもそこまで違和感はないです。
第1弾というだけあってか、かなり慎重に立体化が進められていたことがよく分かります。


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顔。センサーの部分はホイルシールで再現。ちなみに当キットで使用されているシールはこれだけ。
それ以外の部分は(細かい箇所を除いて)きちんと色分けされています。


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胸部ダクトやフロントアーマーの黄色く丸い部分もちゃんとパーツで色分けされています。


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パーツ構成はほぼ全てのパーツが「モナカ割り」という真ん中で分割されている構成に。
見栄えに影響する上に、合わせ目を消そうにも凹凸のある箇所は初心者には少し難しかったり。時代を感じます。


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ですが前腕部や太腿・脹脛にかけての部分には、モールドのラインに合わせ目がくるような構成に。
現在のHGではこのように合わせ目が目立たないような構成になってますが、1999年からこのような構成を取り入れているとは中々に意欲的。


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また、腕&脚関節には過去シリーズにはなかったポリキャップカバーが搭載。
これにより旧キットではポリキャップ剥き出しで玩具臭がハンパなかったプラモに造形面のアクセントを強調。
このポリキャップカバーは後のプラモでもオミットされていたり(ギャンやキュベレイなど)するので、
如何にこのガンキャノンに気合いが入っているかがよく分かります。


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ただし脚関節は横から見るとポリキャップがチラ見できてしまう仕様。
まだ未完成の技術だったということですな。


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手首に関しては、右手は銃保持用、左手は平手。後は後述するメモリアルアクションシーン用の両平手のみ。
プレイバリューの面はあまり考慮されているとは言えません。


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ちなみに正面からよく見てみると、肩キャノンは不自然に浮いてしまっている。
何故このような仕様にってしまったかは分からない。首周りの見栄えとか、可動面を考慮したのかな?


-Movable-


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首は左右に傾けられる他に、上にも傾けられる仕様。


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肩は水平まで上がり、腕関節は90度。現在の観点から見てもごく標準な可動域。


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一軸接続なので、引き出し機構はナシ。


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腰はほんのちょっと傾く程度。浮かせれば回りますが、流石に見栄えに影響します。


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脚関節は、意外にも太腿と脹脛がくっつく程度に動きます。


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きちんとフロントアーマーも動くので、膝立ちもバッチリ決まります。
以降のキットでフロントアーマーが動かないキットはそこそこある(ギャンやグフなど)ので、これも意欲的な仕様と言わざるを得ない。


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開脚はこの程度。接地はまずまずといったところ。
この頃の脚接続はロール軸無しのボールジョイント接続が主流で、
更にガンキャノンのような古参キットはジョイント穴が妙に奥まっていたこともあって、可動範囲は特に狭いです。

総じて本体の可動面に関しては、時代を考慮するとかなり動くもりと言ってもいいかも。
というか下手したらそんじょそこらのGレコキットよりも動いてるのではないか。主に脚関節。
このキットが優秀なのか、それともGレコキットの方が劣ってしまっているのか…


-Items-


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付属品。


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取り換え用のスプレーミサイルランチャー。アニメでは使われていない設定上の武装。
黒かったり白かったり、ラインがあったり無かったりと、ガンダムらしく設定があちこち迷走しております。


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ビームライフル。脚1本分くらいはあるかなりの大型のものです。


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構成はスコープ以外モナカ割り。スコープも内部が黄色く塗られていません。
この頃の武装はやたら色分け面で不遇でした。キュベレイとかビームサーベルの柄までクリアパーツでしたし。
…と言ったものの、よく考えたら現在でも武装の色分けは割とテキトーである。


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あとはメモリアルアクション用の地面を踏ん張る平手が左右1つずつ付属します。


-Bundodo!!-


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ライフル発射。可動範囲の狭さゆえに、ポーズの幅は限られます。


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両手持ちポーシングはできないわけではないものの、やや窮屈。


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肩キャノン発射!
フロントアーマーの構造故に身体の角度を変えられるものの、ちょっとへっぴり腰みたい。


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メモリアルアクション! OPでも有名な四つん這いポーズの射撃もバッチリ決まります。


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最後にスプレーミサイルランチャーでも。

以上、HGUC 1/144 ガンキャノン のレビューでした。



HGUC第1弾という古参キットでありながら、造形面の完成度は馬鹿にできません。
古くから愛されてきたキットだけのことはあります。
ただぶっちゃけると「素立ち」もしくは「メモリモルアクション」で飾るのが前提とされたキットなのか、
それ以外のポーシングは微妙でぎこちなく、プレイバリューは高いとはいえません。
もちろんそれは現在の目線だからこそ言えることであり、当時ではこれで十分だったのでしょう。
今後新しく発売されるガンキャノンには、そういった「さりげないポーシングの良さ」を引き出せるようなキットが望ましいですね。


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[ 2015/06/15 21:01 ] ガンプラ(HG) | TB(0) | CM(6)

やっぱこう見ると当時とはいえ中々にクオリティがあると改めて思える、この辺との差別化が間もなく出る方にどうなるかも楽しみとも言える

・・・ただ一言言うならGレコを「劣等品」とかいうのはなんとも言えない
これはAGEにしろGレコにしろ言えるけど確実に作品disもセットにしてキットもdisるという最近よく見られる光景なだけに酷いものと言える
挙句でBF( BFT)の方になるとかなり目立つ短所ですら擁護にして同時に出るガンプラをdisのようにもする

正直言えばここしばらくのこの傾向は少し前での某モデグラでのインタビューでバンダイが言っていた「悪意が込められてますね」というそれになってる、本人達がそれに気付いていればこの傾向はおかしいとも思うはずでもあるがそれは見えないのもアレだが
[ 2015/06/16 06:57 ] [ 編集 ]

FFⅧでは(ホ○みたいな)アンジェロの名前を「ガン」に変えて遊んでましたw

どうも、連邦VSジオンではガンキャノンが愛機だったソバスチンです(^-^*)/
240mmキャノンは当てやすく近距離でも使い勝手が良かったですね。
今ではゲーセン自体行かなくなりましたし、ガンダムばかりのクロスオーバーの世界観は手が伸びません「(ーヘー;)

記念すべきHGUCのトップバッターのガンキャノンは後のガンダム同様に一先ずの完成形態と言えます。
当時、デザイン&稼働の良さに今後のラインナップに期待が込められていました。故に次のギャンに落胆した人も多そうですが…
ここに更なる進化が加わったREVIVE仕様にも期待が募ります、テストショットを見る限り完成度は高そうですo(^-^)o
 RX-77-2ガンキャノンは地球連邦軍のV作戦により開発された初の“人型”MSで
「中距離支援用」というかつてのロボットアニメに無かった用途を明確にし主役機のガンダムと連携して運用するという
設定のリアリティが後のロボットアニメに多大な影響を与えたという面で歴史的MSと言えます。
その後の続編では技術の発展によりMS単体の火力が引き上げられビーム兵器が主力になる事と重なり。
ガンキャノンのような重装甲&高火力のMSは一部を除き廃れていきます。
これは現実でも用途で細分化されていた戦車や戦闘機が「主力戦車」「多用途戦闘機」と統合される歴史と重なります。
 因みに機動戦士ガンダムの初期企画案ではこのガンキャノンのデザインラインが主役機の候補だったそうです。
元々モビルスーツという兵器大系の元ネタがSF作家ロバート・A・ハインラインの著書
「宇宙の戦士」の機動歩兵にあると言われています、「装甲で覆われ武装化した宇宙服」という点では。
ガンキャノンやGMの方がより近いと言えますが当時の時代背景を考えればヒロイックさを残したガンダムが採用されるのが必然ではあります。
現にMSVのガンキャノンⅡのデザインはスタジオぬえ版パワードスーツにそっくりですw(^▽^;)
http://www.br4.fiberbit.net/monkeymc/image/model/rx774-3.JPG
http://homepage1.nifty.com/keidora/gacara/gaps/ps005.JPG
[ 2015/06/16 18:11 ] [ 編集 ]

Re: タイトルなし

ラグナ様、コメントありがとうございます!

うーむむ、どうやらラグナ様は何か私を勘違いをなされているようだ…
私は決してGレコというアニメを否定しているわけではないです。ついでにキットをセットでディスることもありません。
Gレコキットは一概にベタ褒めできるキットばかりではありませんが、光るものがないわけでもないと思っていますので。
とはいえ「劣等品」という表現にはトゲがありましたので、訂正いたします。
[ 2015/06/16 22:18 ] [ 編集 ]

Re: FFⅧでは(ホ○みたいな)アンジェロの名前を「ガン」に変えて遊んでましたw

ソバスチン様、コメントありがとうございます!

記事でも少しだけ言及していますが、フロントアーマー可動やポリキャップカバーなど、
ガンキャノンで実装されている技術がことごとくギャンでオミットされてるんですよね。
HGUC第2弾ということで是非ともギャンも立体化してほしいです。ヴァリュアブルポッドと組み合わせたいという人もいるでしょうし。

>その後の続編では技術の発展によりMS単体の火力が引き上げられビーム兵器が主力になる事と重なり。
ガンキャノンのような重装甲&高火力のMSは一部を除き廃れていきます。

実際の宇宙服も、宇宙線など様々な要因から身を守る為に、何層もの繊維を組み合わせてできているか聞きました。
一見重装甲と言われても「?」と思いがちなガンキャノンですが、モチーフとなった宇宙服の設定と照らし合わせると、
なるほど確かに重装甲だ、と説得力が生まれてくる気がします。
[ 2015/06/16 22:59 ] [ 編集 ]

8時のアレ

懐かしいキットですね。ほぼ完璧な色分けに感動しました(つくづくゴーグルの処理がもったいない)


一発目にこの機体、人気はもちろんですが最初からガンダムさんだとシリーズ継続が困難、そこで味方サイドで量産機以上主役未満な彼がチョイスされたと記憶してます。また、当時の担当者は旧HGシリーズで出せなかったにザクを出したかったとか。


メモリアルアクションのアレは当時からヒゲダンスにしか見えないっす(笑)
[ 2015/06/17 02:37 ] [ 編集 ]

Re: 8時のアレ

酢ダコ様、コメントありがとうございます!

やはり最初にガンダムを作ってしまうのは敷居が高すぎるようですね。
もし出来栄えが評価されなければシリーズ存続の危機になるでしょうし。
そう考えるとガンキャノンは踏み台にされたとも言えますが、幸いにして出来栄えには恵まれたようですね。

>メモリアルアクションのアレは当時からヒゲダンスにしか見えないっす(笑)

いっそ7月発売のガンダムと組ませて躍らせてみます?w
[ 2015/06/18 09:25 ] [ 編集 ]

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